NFT

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どうも管理人のMです。
こちらのサイトでは暗号資産(仮想通貨)に関連することを紹介しています。
今回はNFTについてご説明します。
NFTの始まりから現在の状況まで簡潔に説明しておりますので、サクッと内容を理解したい方にオススメです。
もくじ

  • 1 NFTの概要
  • 2 NFTの特徴
  • 3 NFTのメリット
  • 4 NFTのデメリット

NFTの概要

NFTとは?

「Non Fungible Token(ノンファンジブルトークン)」の略で代替が不可能な非代替性トークンです。

ブロックチェーンを活用して改ざん・複製不可能な証明書や鑑定書を発行してデジタルデータなどに付与することができます。

この仕組みによって従来のトークンとは異なり発行したトークン一つ一つがオンリーワンで唯一無二の存在となり、デジタルデータなどにも価値を与えることが可能になりました。

具体的にはトークンごとにトークンIDを保有しており、証明書や鑑定書等の情報が記録されているURIと連携することで機能します。

NFTは主にイーサリアムのブロックチェーンの「ERC721」や「ERC1155」という規格で発行されております。

この特性を活かしてデジタルアート・ゲーム・メタバースなどに活用されており、その他の業界の実用化にも期待されています。

NFTの歴史

2017年ごろから徐々にNFT関連のプロジェクトが立ち上がり「NFT」というワードが誕生しました。

認知度を広げるキッカケは2017年にリリースされた「Cryptokitties(クリプトキティーズ)」という仮想猫を育成・売買できるオンラインゲームです。

同年NFTブームで話題になった「CryptpPunks(クリプトパンクス)」が発行されリリース時には無料配布されました。

CryptpPunksはLarva Labs社がイーサリアムのブロックチェーンで発行されたNFTアートで、ドット絵で描かれた顔が特徴的な作品で1万種類以上あります。

2017年にはNFTを購入・売買できる世界大手のNFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」もサービス開始しました。

2019年にはNFTゲーム参入を総合的にサポートする団体NFTゲームギルドのLGG(LCA GAME GUILD)が設立しました。

2020年

2020年にはCryptokittiesの開発会社のDapper LabsがNBAのデジタルトレーディングカードサービス「NBA Top Shot」というNBAの試合プレーのハイライトシーンをNFTとして保有・売買できるサービスがリリースされ話題となりました。

2021年

2021年はNFTが話題となり様々な作品が高額で取引や、国内でもNFTのサービス開始や大手企業参入などNFTブームとなりNFT市場が急速に盛り上がりました。

キッカケは2021年3月に米国のデジタルアート作家のBeeple(ビーブル)のNFTアート「Everydays:THE First 5000 Days」がオークションハウスで約75億円落札されたことです。

同年3月にはX(旧:Twitter)の前CEOのジャック・ドーシーが初めてTwitterに投稿したツイートのNFTが約3億円で落札されNFTとしての価値が認識されました。

NFTブーム到来で2017年から発行されていたCryptpPunksの価値も上がり話題となり高いもので数億など次々と高額で取引されるようになりました。

6月には国外大手取引所のバイナンスがNFTマーケットプレイス「バイナンスNFT」をサービス開始しました。

国内では2021年3月に暗号資産取引所のコインチェックが国内初のNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」がサービス開始、同じく3月にCryptogames株式会社がイラスト作品をNFTアート化して販売できる「NFT Studio」がサービス開始、6月にはLINEがNFTのアイテムが交換できる「LINEマーケットβ」を開始、8月にはGMOがNFTマーケットプレイス「Adam byGMO(β版)」がリリースされ12月に正式にサービス開始などNFT関連のサービスが多数ローンチされました。

またメルコインや楽天などもこの時期にNFT事業参入に表明しました。

NFTの現状

NFTブーム以降NFTの取引高はピーク時よりも低下しておりますが、徐々に様々な業界で活用されるようになり特に主軸となっているのがゲーム業界です。

NFTブーム以前にもブロックチェーンの技術を活用したブロックチェーンゲームなどはありましたが、さらにそこにNFTの要素も取り入れたのがNFTゲームです。

通常のオンライゲームとは異なりゲーム内でのアイテムなどをNFTとして資産となり他のユーザーと購買することもできますので、稼げるゲームとして需要があります。

このように遊んで稼げるゲームをGameFi(ゲームファイ)やPlay to Earn(プレイトゥアーン)と呼びます。

2022年

2022年にはNFTのモンスターを集めて戦わせる稼げるNFTゲーム「Axie lnfinity(アクシーインフィニティ)」やNFTのスニーカーを購入して歩いたり、走ったり移動することで稼げるNFTゲーム「STEPN(ステップン)」などが話題となり国内でも盛り上がりました。

NFTゲームはプレイ時にNFTを購入するため一定の初期費用が必要になりますので、プレイヤーの初期費用やツールなど総合的にサポートする団体NFTゲームギルドの需要も高くなっております。

同年国内にNFTゲームギルドのSGG(Smurai Guild Games)が設立されました。

また同年NFTマーケットプレイスが増えており国内では大手IT企業の楽天が「Rakuten NFT」、LINEが「LINE NFT」のサービス開始など暗号資産取引所を開設している企業中心にNFTマーケットプレイスのサービスも始めています。

海外ではNFTマーケットプレイスの「Blur(ブラー)」がサービス開始しました。

2023年

2023年にはNFTマーケットプレイスのBlurが今まで業界シェア1位だったOpenSeaの取引高を超え話題となりました。

Blurは2022年に開設されたばかりと参入して日が浅い状況でしたが、手数料無料や他のNFTマーケットプレイスの商材もまとめて取引できるなど利便性が高いことで人気が出て一気にシェアを獲得したようです。

同年にはビットコインNFTというビットコインのブロックチェーンの「Inscriptions」という規格で発行されるNFTを活用したプロジェクトも誕生して話題となりました。

ビットコインNFTは「Ordinals NFT」とも呼ばれており従来のイサーリアムのブロックチェーンを活用したNFTとは異なる特徴を持っており注目を浴びておりますが、現状全てビットコイン支持者に支持を得ている状態ではないため「Inscriptions」も共通規格ではないなどイーサリアムのように浸透するにはまだ課題もあります。

このように現状NFTはゲーム業界が牽引しており、国内でも大手企業参入などNFTマーケットプレイスの数も増加してNFTに触れる機会が増えております。

一方でNFTに対する知識や初期費用、NFTを管理するウォレットなど一般層がフラットに始めるにはまだまだ課題はありますので、様々な業界からNFT関連のサービスを誕生させてNFTを利用する機会を作ることが重要だと思います。

またNFTと同時期に話題となったメタバースの成長もNFTの市場拡大に繋がると思います。

NFTとメタバースの相性は良くメタバース内でアイテムなどをNFTとして活用することができるので、メタバースの革新的なサービスなど誕生すれば必然的にNFTも利用する可能性が高くなると思います。

メタバースもNFT同様にゲーム業界での利用発展が主軸になると思いますので、今後の双方の革新的なサービス誕生に期待します。

NFTの特徴

トークン規格の種類

ERC721

NFTで主流に活用されているトークン。

全てのトークンに固有のIDを割振れます。

ERC1155

NFTで活用されているトークン。

複数の種類のトークンをまとめて送信できる特徴がありゲーム系で活用されることが多いです。

ERC20

暗号資産(仮想通貨)で活用されているトークン。

NFTのメリット

デジタルデータに希少性や付加価値を与えることができます

デジタルデータに証明書や鑑定書を発行して唯一性を与えることで、希少性や付加価値を与えることができるようになりました。

これによりデジタルアート・ゲームなど様々な業界でデジタルデータの活用方法が広がります。

世界中の方が自由にNTF化して販売・購入ができます

世界中の方が自由にデジタルデータをNFT化して販売・購入ができますので、デジタル資産としての付加価値や世界中のクリエイターの活躍幅や作品価値の可能性が広がります。

デジタルデータのため破損・紛失のリスクがありません

NFTはデジタルデータのため、実物で考えられる破損や紛失・劣化などのリスクがありません。

ウォレットなどデータを失うことが無ければNFTを失うことはなく、デジタル資産として場所を取らずコンパクトに資産保有ができます。

NFTのデメリット

NFTの法整備が整っていない

NFTは法整備が整っていないので法律的には著作権や所有権の証明が守られておらず、法的なトラブルが発生した際に被害にあった方が損をする可能性があります。

ガス代の高騰で手数料が増える可能性がある

NFTは主にイーサリアムのブロックチェーンのスマートコントラクトを活用しているので、イーサリアムの問題にスケーラビリティ問題という取引量が増加することで処理が追いつかずマイニングに大きな負担がかかり、承認時間が長くなり、手数料が高騰する可能性があります。

デジタルデータなので物理的な所有はできない

NFTはデジタルデータのため、当然物理的な所有はできないので人によっては実物と比較して所有感は薄く、希少価値や満足感を感じにくい可能性があります。

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NFTブーム後国内でも大手企業参入やサービス開始など徐々に利用できる機会が広がっています。特にゲーム業界が牽引しておりNFTゲームなど遊んで稼ぐことも可能になりますので、今流行りのオンラインゲームのように人気NFTゲームが誕生するとNFTの活用幅も増えると思います。