
- 1 NFTゲームギルドとは
- 2 NFTゲームギルドの歴史
- 3 NFTゲームギルドの現状
- 4 NFTゲームギルドの今後
- 5 国内NFTゲームギルドの一覧
- 6 国外NFTゲームギルドの一覧
- 7 NFTゲームギルドの特徴
- 8 NFTゲームギルドのメリット
- 9 NFTゲームギルドのデメリット
NFTゲームギルドとは?
NFTゲーム参入を総合的にサポートするDAO型のコミュニティです。
NFTゲームをプレイするためには一定の初期費用が必要になりますので、ゲームに必要なNFT(非代替性トークン)を所有している貸し手がゲームをプレイしたいスカラー(借り手)にNFTを貸して、スカラーはNFTゲームで稼いだトークンの一部を貸し手に分配します。
この仕組みを「スカラーシップ」と呼び、この仕組みの利用やゲームの情報共有など貸し手・借り手を総合的にサポートするコミュニティがNFTゲームギルドです。
BCGやNFTゲームの普及前はゲームギルドと呼ばれておりましたが、基本的には同じ意味になります。
NFTゲームギルドの歴史
NFTゲームギルドの始まりは2018年にGabby DioznがNFT(非代替性トークン)のモンスターを集めて戦わせる稼げるNFTゲーム「Axie lnfinity(アクシーインフィニティ)」をプレイするために必要な費用が足りない方にNFTを貸したことがキッカケとされています。
2019年に日本初のNFTゲームギルド「LGG(LCA GAME GUILD)」が設立されました。国内発祥と言うこともあり、ユーザーの過半数以上が日本人で国内最大級のNFTゲームギルドとなります。
2020年
2020年にはGabby DioznとBeryl Liが共同でNFTゲームギルド「YGG(Yield Guild Games)」を設立しました。
この時期は新型ウイルスコロナが世界的に流行して失業者が増加したことで、生活費を稼ぐ手段としてAxie lnfinityが選ばれ特にフィリピンで流行し、GameFi・Play to Earnのサービスが確約されことでNFTゲームギルドの需要も高くなりました。
2021年
2021年にはAxie lnfinityが世界的ヒットしてGameFi・Play to Earnの認知が一気に広がりました。
YGGが資金調達に成功し世界24カ国以上で利用される世界最大規模のNFTゲームギルドになり、日本にも進出してNFTゲームギルド「YGG Japan」を設立しました。
NFTゲームギルドの現状
NFTゲームやGameFiの需要が高くなるに比例してNFTゲームギルドを活用するユーザーも増加しています。
GameFiは特にフィリピンなど東南アジアの新興国での需要が高いので、NFTゲームは初期費用が必要になるため、貧困や格差社会の対策としてもNFTゲームギルドの存在は重要になります。
また様々なNFTゲームギルドが設立されコミニュティが充実したことで徐々に参加しやすい状況になってきておりますが、NFTゲーム初心者の方などフラットに始めるにはハードルが高く不安なところもあるので、初期費用以外に総合的なサポート面としても利用する価値が十分あります。
2022年
2022年にはAxie lnfinity以外にNFTのスニーカーを購入して歩いたり、走ったり移動することで稼げるNFTゲーム「STEPN(ステップン)」などが話題となり国内でも盛り上がりました。
NFTゲームはプレイ時にNFTを購入するため一定の初期費用が必要になりますので、プレイヤーの初期費用やツールなど総合的にサポートする団体NFTゲームギルドの需要も高くなっております。
4月にLGGはスカラーシップを活用してシングルマザー支援を始めました。同年国内にNFTゲームギルドのSGG(Samurai Guild Games)やGuildQBが設立されました。
2023年
2023年にLGGがNFTゲームギルド以外の事業も行っており企業イメージを変えるため「0x Consulting Group」に社名変更しました。
2024年
2024年はNFTゲームのグラフィックや品質の向上の重視したゲームが作成されNFTゲームギルドの需要も増加しました。
NFTゲームギルドの今後
NFTゲームの市場が拡大に合わせてNFTゲームギルドの市場も拡大が期待されています。
GameFiの遊んで稼ぐゲームモデルが誕生したことで、一般的に企業で働く以外にYoutubeのように収益を得る選択肢が増えましたので、貧困や格差社会の問題が大きい新興国中心に拡大していくと思います。
単なるサポートのみではなく、独自のゲーム開発・運営に参入するゲームギルドの登場などビジネスモデルも多様化していくと思います。
今後ゲームのグラフィックやゲーム性が向上し人気NFTゲームが誕生することで、一般層にも認知されNFTゲームギルドの需要も増加します。
国内NFTゲームギルド一覧
YGG Japan
- 会社名:株式会社ForN
- 公式サイト:YGG Japan
SGG(Samurai Guild Games)
- 会社名:Xクリエーション株式会社
- 公式サイト:SGG(Samurai Guild Games)
GuildQB
- 会社名:Social Finance Limited
- 公式サイト:GuildQB
国外NFTゲームギルド一覧
YGG(Yield Guild Games)
- 会社名:Yield Guild Games,lnc.
- 公式サイト:YGG(Yield Guild Games)
0x Consulting Group(旧:LGG(LCA GAME GUILD))
会社名:0x Consulting Group PTE.LTD.
公式サイト:0x Consulting Group
NFTゲームギルドの特徴
スカラーシップ制度
NFTゲームのプレイ時に必要なNFTの貸し借りを行う仕組みです。
貸し手はNFTを貸すことで借り手が稼いだトークンの一部を貰え収益を得ることができ、
借り手は初期費用の負担がなくNFTゲームを始めることができます。
マネージャーorオーナー:貸し手
スカラー:借り手
運営:貸し手・借り手のゲームや契約等をサポート
NFTゲームギルドのメリット
借り手は初期費用なしでNFTゲームをプレイできます
NFTゲームはプレイするためには一定の初期費用が必要になりますが、ゲームに必要なNFTを所有している貸し手や運営からNFTを借りることで初期費用なしでゲームをプレイできます。
貸し手はプレイをしなくても収益を得ることができます
貸し手は自身でゲームをプレイしなくても、借り手にNFTを貸すことで借り手が稼いだトークンの一部を貰え収益を得ることができます。複数人と契約を結ぶことも可能です。
NFTゲームの最新情報やゲーム仲間ができます
NFTゲームギルドに参加することでNFTゲームの最新情報をキャッチアップできたり、プレイしているNFTゲーム仲間ができます。
NFTゲームギルドのデメリット
NFTゲームの人気が落ちると収益性も低下します
ゲームプレイしているNFTゲームの人気が落ちるとプレイ人口も減少し、ゲーム内で獲得できるトークンの価格も下がりますので収益性も低下します。
貸し手は借り手が稼げないと利益が発生しないです
貸し手はNFTを貸した借り手がゲームで稼げないと収益が発生しないので利益が発生しません。また借り手と結んだ契約条件を満たしていないなどトラブルが発生する可能性もございます。
借り手は個人プレイするより収益は減少します
借り手はゲーム内で獲得したトークンを貸し手と分配するのですが、分配比率は貸し手が約7割ほどになりますので、個人でゲームプレイするより当然収益は減少します。

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今回はNFTゲームギルドについてご説明します。
NFTゲームギルドの歴史・現状・今後について簡潔に説明しておりますので、サクッと内容を理解したい方にオススメです。