
- 1 アルトコインとは
- 2 アルトコインの歴史
- 3 アルトコインの現状
- 4 アルトコインの今後
- 5 優良アルトコインの特徴
- 6 アルトコインのメリット
- 7 アルトコインのデメリット
アルトコインとは?
ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)です。
暗号資産(仮想通貨)はビットコイン以外にも多数存在しており、現在約数百万種類以上の暗号資産(仮想通貨)があり、これらの暗号資産(仮想通貨)をまとめてアルトコインと言います。代表格にイーサリアムやリップルがあります。
ビットコインより後に誕生しているのでビットコインの問題点を補填したものや、決済以外の機能を目的としたものなどビットコインと差別化したものが多く、各アルトコインで目的やプロジェクトが異なります。ちなみに国内では時価総額が低い知名度がないアルトコインを総称して草コインなどとも呼ばれております。
アルトコインの歴史
現在約数百万種類以上のアルトコインがありますが、最初のアルトコインは2011年に誕生したライトコインになります。
ビットコインがゴールド(金)に対してライトコインはシルバー(銀)などと言われておりました。
2013年には現在時価総額3位のリップル、日本の2チャンネルの掲示板から誕生したモナコイン、2015年には現在時価総額2位のイーサリアムなど現在主要となるアルトコインが誕生しました。
2017年にはビットコインのハードウォークで誕生したビットコインキャッシュやビットコインゴールド、2018年にはビットコインキャッシュのハードウォークで誕生したビットコインSVなどビットコインやアルトコインから分裂して誕生するアルトコインもあります。
このように数多くのアルトコインが存在しておりますので、企業が理念を掲げ信頼できるアルトコインもあれば、投資目的・詐欺目的で作られたアルトコインもあります。
国内・海外の有名取引所で扱えるアルトコイン以外は、別名草コインなどとも言われており、国内の取引所で扱えるアルトコインの数もまだまだ少なく、全体の1%ぐらいの種類しか扱っておりません。
アルトコインがこれだけ種類が増えた要因としては、ビットコインが世界中から注目され価格が上昇したことによる投機、またビットコインの開発プログラムなどは一般的に公開されているので、世界中のプログラマーがビットコインのプログラムを参考に様々なアルトコインを開発することができました。
アルトコインの中にはステーブルコインと言われる価格変動を安定させたものがあります。
法定通貨や主要なアルトコインなどを担保として連携することで、価格を安定化させています。
2020年
2020年はコロナの影響で株などの金融資産が暴落しリーマンショック以来の世界経済が悪化しており暗号資産(仮想通貨)も暴落している中、価格変動の影響を受けにくいステーブルコインの代表格なテザーやUSDコインが時価総額ランキング上位に入りました。
またこの年はDiFiに注目が集まりDiFiに関連したアルトコインのチェーンリンクやポルカドットもランキング上位にランクインしています。
その後暗号資産の価値が見直しされ徐々に価格が回復し年末にはビットコインを筆頭にイーサリアムやリップルなどアルトコインの価格も高騰し暗号資産(仮想通貨)ブーム再来となりました。
2021年
2021年に入り価格はさらに伸びビットコインに続き主要のアルトコインもギネス更新をしています。
この年はNFTブームもありNFTと相性が良いアルトコインのイーサリアムが価格を大幅に上げており、イーサリアムのライバルとなる存在のガルダノやソラナがランキング上位にランクインしました。
またテザーがリップルを抜きランキング3位になったり、海外取引所バイナンスのバイナンスコイン(現:ビルドアンドビルド)やイーロンマスク氏がSNSで支持するコメントをして話題となった元祖ミームコインのドージコイン、ドージコインに影響され作られたシバイヌもランキング上位に入っています。
アルトコインの現状
ビットコインがデジタルゴールドとして金融資産の価値を高めている中、アルトコインもデジタル資産としての価値もありますが、特に機能面を重要視されておりWeb3.0や生成AIなど次世代のサービスを活用するためのデジタルエネルギーの役割としての価値を高めています。
とはいえまだまだビットコインの影響は大きく、基本的にビットコインの価格が変動したタイミングで主要のアルトコインも比例して価格が変動しています。
アルトコインの中でも1番人気があるのがイーサリアムになります。
Web3.0サービスのDiFiやNFTに活用できますので需要があり今まで時価総額ランキングも2位から順位が落ちたことがありません。
その他人気が高いアルトコインとしては、国際送金の課題解決を目的とし世界中の金融機関と提携しているリップルやステーブルコインのテザーやUSDコイン、Web3.0関連のDiFiやNFT、生成AI関連のプロジェクトを発足しているアルトコインになります。
またビットコインやイーサリアムが抱えている課題のスケラービリティ問題や欠点を解決できる、処理能力が向上しているアルトコインが伸びている傾向があります。
このようにアルトコインによって目的や機能面が異なるものもあれば、競合他社となりシェアを取り合う形になるものもありますので、新しい時代の変化に合わせてどのアルトコインもアップデートして需要を高め市場価値を高めています。
2022年
2022年はロシアのウクライナ侵攻が始まったことや金融緩和の影響で世界的にインフレが起こりビットコインに続きアルトコイン全体の価格が暴落しました。
そんな中ステーブルコインのテザーやUSDコインは特に影響を受けず価格が安定しておりランキング上位をキープしていました。
2023年
2023年はアメリカで大手投資不動産会社など複数の会社がビットコイン現物ETFの申請を行い、SEC(米証券取引委員会)が承認する期待が高まり上昇トレンドに入りビットコインを筆頭に主要アルトコインの価格も徐々に回復しました。
2024年
2024年は1月にはSECが申請中のビットコイン現物ETFを承認し話題となりましたが、5月にはイーサリアム現物ETFが承認されイーサリアムは価格が60万円台に到達しギネス更新となりました。
これによりビットコイン、イーサリアムを取引所経由ではなく、証券経由で株式と同じように売買することが可能になりますので手軽に購入できるようになり参入する投資家の増加が期待されます。
11月には暗号資産(仮想通貨)支持派のトランプ氏がアメリカ大統領に勝利したことで暗号資産(仮想通貨)市場に追い風となる期待値もありビットコインを筆頭に主要のアルトコインの価格も高騰し各種ギネス更新となりました。
アルトコインの今後
アルトコインはビットコインと差別化した役割として価値が確立していますので、以前はビットコインの競合関係としてどの暗号資産(仮想通貨)が主導権を握るかがが注目されていましたが、一定のアルトコインはビットコインのように確立した存在となり共存して利用されていくと思います。
またアルトコインは時代の変化に合わせてアップデートを繰り返し存在価値を高めていますので、新しい革新的なアルトコインの誕生やビットコインを超えて市場をリードするアルトコインが出てくる可能性は十分秘めています。
そういう意味ではビットコインよりもアルトコインの方が今後Web3.0や生成AIなどの様々な新しいサービスに利用される可能性は高いので、今後どのアルトコインがどのような役割となりサービスに活用され主導権を握るのかとても楽しみです。
優良アルトコインの特徴
大手企業などが出資・参加している
大手企業などが出資もしくはプロジェクトに参加していることで、アルトコインの活用機会や注目度が増加します。
大手企業が参入していることで、安心感に繋がりユーザーの信頼度が高くなります。
国内・海外取引所で取り扱われている
現在約数百万種類以上ある中で、基本的に取引所で取り扱われている時点で優良なアルトコインです。
さらに海外取引所から上場して国内取引所でも取り扱われると注目度が高くなり価値は高くなります。
革新的なサービスやプロジェクトを発足している
革新的なサービスやWeb3.0のDeFiやNFT、生成AIなど今話題のサービスのプロジェクトを発足している。
またビットコインやイーサリアムなど主要の暗号資産(仮想通貨)と同等の特性やそれ以上のスペックを備えており、異なる特性を持っていると差別化に繋がり注目度が高くなります。
アルトコインのメリット
将来期待できるアルトコインが多い
ビットコインにはない機能やビットコインより性能が優れているアルトコインが多数存在しているので、将来的に注目される、主要な暗号資産(仮想通貨)になることを期待できるアルトコインに投資できます。
ビットコインとは別にリターンを得られる
国内取引所でも取り扱い暗号資産(仮想通貨)は増えているので、まだ注目されていないアルトコインや国内上場前のアルトコインなどを保有しておくことで、サービスや上場キッカケに価格変動が大きく上がりビットコインとは別にリターンを得られる機会ができます。
分散投資でリスクヘッジになる
現状ビットコインが暗号資産としては代表格ですが、魅力的なアルトコインも多数誕生しており、ビットコイン自体も価格変動はあり今後価格が下落する可能性もあるので、投資目線で考えるとビットコイン以外の暗号資産にも分散投資しておくことでリスクヘッジになります。
アルトコインのデメリット
ビットコインより流動性が低い
ビットコインと比べて主要なアルトコイン以外は流動性が低く売買が活発に行われておらず、希望のタイミングで取引ができないことや成約ができにくいことがあります。
ハイリスクになる可能性が高い
アルトコインは多数存在しているので、保有後注目されず価格が減少したまま戻らない、国内取り扱い以外のアルトコインであれば詐欺目的のアルトコインなどハイリターン同様にハイリスクになる可能性も十分あります。
国内取引所で取り扱われていない
アルトコインによっては国内上場をしておらず現状まだ国内取引所で取り扱われていない場合や、主要なアルトコイン以外は取り扱い取引所が限定されており、保有するために海外取引所や複数の取引所を開設する必要があります。

こちらのサイトでは暗号資産・Web3・メタバース・生成AIに関連することを紹介しています。
今回はアルトコインついてご説明します。
アルトコインの歴史・現状・今後について簡潔に説明しておりますので、サクッと内容を理解したい方にオススメです。