- 1 イーサリアムの概要
- 2 イーサリアムの特徴
- 3 イーサリアムのメリット
- 4 イーサリアムのデメリット
イーサリアムの概要
イーサリアムとは
暗号資産のETH(イーサ)やDApps(分散型アプリケーション)を運用しているプラットフォームです。
イーサリアムはブロックチェーン・プロジェクトの名所で、暗号資産(仮想通貨)のETH(イーサ)は、イーサリアムのプラットフォームで活用されている通貨です。
現在時価総額ランキングは2位となっており、ビットコインの次に有名な暗号資産(仮想通貨)がイーサリアムになります。
最大の特徴はスマートコントラクトというブロックチェーン上で、特定の条件を満たすと契約処理を自動化する機能を備えております。
この機能により数あるアルトコインの中で、イーサリアムの価値を高めていきました。
この機能を活用したDApps(分散型アプリケーション)やICOのプラットフォームとして、様々なサービスやアプリが作られたり、新しいトークン・暗号資産(仮想通貨)を発行して資金調達を行ったり、ブロックチェーンの活用幅・可能性が広がりました。
その後の様々なアルトコインやブロックチェーン・プロジェクトに影響を与えております。
イーサリアムの歴史
2013年にカナダ人の「ヴィダリック・ブテリン」がイーサリアムの構想を発表し、マイクロソフトで働いていた「キャビン・ウッド」が整理してICOを行い約18億円を資金調達して2014年に開発がスタートしました。
イーサリアムは大きく4フェーズのアップデート「フロンティア」、「ホームステッド」、「メトロポリス」、「セレニティ」が構想されており、2015年に1フェーズのアップデート「フロンティア」を実施して、開発者向けにβ版がリリースされました。
2016年に2フェーズのアップデート「ホームステッド」を実施して、β版が向上され多くのプロジェクトが誕生しました。
同年ICOで資金調達したスマートコントラクトを利用した投資ファンド設立を目指す「THE DAO」というプロジェクトが、約50億円相当のイーサリアムがハッキングされる事件「THE DAO事件」が発生しました。
この事件をキッカケにハードウォークを実施して、イーサリアムクラシックが誕生し、イーサリアムとイーサリアムクラシックで分裂しました。
国内では同年に取引所のbitFlyerにイーサリアムが上場しております。
3フェーズのアップデート「メトロポリス」は2段階に分かれており、2017年に1つ目のアップデート、マイニングの機能向上を目的とした「ビザンチウム」を実施しました。
この時期は国内でも暗号資産(仮想通貨)ブームやICOブームでイーサリアムの価格も高騰し、2018年1月には過去最高額の16万に到達しましたが、その後詐欺目的のICOやハッキング、取引所の不祥事などが続き暗号資産全体で価格が下がりイーサリアムも1万円台まで落ち込みました。
2019年にはメトロポリスの2つ目のアップデート、処理機能向上を目的とした「コンスタンティノーブル」を実施し、これによりメトロポリスのアップデートが完了しました。
2020年にはコロナにより世界経済が悪化しておりましたが、DeFi(分散型金融)の影響で価格が6万円台まで回復しました。
イーサリアムの現状
4フェーズ最後のアップデート「セレニティ」イーサリアム2.0に向けて運用がスタートしました。
イーサリアム2.0は現状イーサリアムが抱えている課題を解決・パフォーマンスを向上するためのアップデートです。
イーサリアム2.0は「コンセンサスレイヤー」という名所に変更になり、こちらも大きく4フェーズのアップデート「フェーズ0」、「フェーズ1」、「フェーズ1.5」、「フェーズ2」に分けて実施予定です。
アップデート内容としては、イーサリアムの新しいブロックチェーン「ビーコンチェーン」の導入、「ステーキング」の開始、コンセンサスアルゴリズムをPoWからPoSに移行、ブロックチェーンのデータベースを分担させ処理能力を向上させる「シャーディング」の導入になります。
これらを行うことでスケーラビリティ問題や消費電力の改善に繋がります。
現在フェーズ1.5までアップデートが完了しており、イーサリアムの初期段階から計画されていたPoWからPoSの移行も無事完了しました。
残りは最終フェーズ2.0のシャーディングの実装になります。
また2020年から話題になったDeFi(分散型金融)や2021年から話題になったNFT(非代替性トークン)は、主にイーサリアムを活用しているので、近年イーサリアムの注目度が以前に増して増加しました。
それに伴い2021年の頭には価格が6万円台から20万円台に上がり、ビットコインがギネス更新した11月にはイーサリアムも50万円台に到達してギネス更新になりました。
さらにNFTはゲームやアート、音楽など身近なコンテンツとして、暗号資産(仮想通貨)に興味がない方にも認知され一般的にも話題になりましたので、NFTを通してイーサリアムを活用する割合が増えるキッカケになっております。
今までイーサリアムはビットコインと比較して2番手ポジションの立ち位置だったのですが、イーサリアムを通して暗号資産の事業サービスが生まれる存在の立ち位置に変化しております。
イーサリアムの特徴
通貨単位/最小単位
ETH/0.00000001ETH
発行上限量
なし
半減期
なし
コンセンサスアルゴリズム
PoW(プルーフ・オブ・ワーク)→PoS(プルーフ・オブ・ステーク)
※移行
公式サイト
スマートコントラクト
ブロックチェーン上で特定の条件を満たすと契約処理を自動化する機能です。
この機能により決済の時間短縮や改ざん防止などが可能になります。
自動化によって業務効率化や人件費削減など可能になりますので、暗号資産の送金以外にも様々な業界での応用に期待されております。
またスマートコントラクトを活用して、DApps(分散型アプリケーション)やDeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)などのサービスが誕生しております。
イーサリアムのメリット
DApps(分散型アプリケーション)の開発ができる
DAppsは企業・政府などの中央管理者が不在で運用できるアプリケーションです。
ほとんどのDappsはイーサリアムのスマートコントラクトを活用して開発しており、現状DAppsはイーサリアムを通して開発するのが主流となっております。
独自の暗号資産(仮想通貨)・トークンを発行できる
スマートコントラクトにはイーサを払うとERC20トークンを発行できますので、この機能を活用して独自の暗号資産(仮想通貨)・トークンを発行できます。
また発行した独自の暗号資産・トークンを活用した資金調達がICOになります。
スピーディーな送金決済
送金するためにはマイニングが必要なのですが、ビットコインは10分に1回に対して、イーサリアムは15秒に1回なので、スピーディーな送金決済が可能です。
イーサリアムのデメリット
スケーラビリティ問題
現状はスピーディーな送金決済が可能ですが、今後取引量が増加することで処理が追いつかずマイニングに大きな負担がかかり、承認時間が長くなったり、手数料が高騰する問題があります。
ただ対策としてコンセンサスレイヤー(イーサリアム2.0)のアップデートのシャーディングを実装で処理能力の向上を予定しております。
イーサリアムキラーの存在
スマートコントラクトによりイーサリアムを通じて様々なプロジェクトが発足しておりますが、他のアルトコインでスマートコントラクトやイーサリアムの欠点を補っているアルトコインが誕生しております。
これらのアルトコインを「イーサリアムキラー」とも呼ばれており、追われる立場ともなっております。
ICOの規制
一時期はICOブームで盛り上がりを見せていましたが、詐欺目的のICOが多発し中国のICO禁止を筆頭に各国でICOの規制がされており、イーサリアム活用需要の妨げになっております。
こちらのサイトでは暗号資産(仮想通貨)に関連することを紹介しています。
今回はイーサリアムについてご説明します。
イーサリアムについて簡潔に説明しておりますので、サクッと内容を理解したい方にオススメです。