USDコイン(USD Coin)

ステーブルコイン

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どうも管理人のMです。
こちらのサイトでは暗号資産・Web3・メタバース・生成AIに関連することを紹介しています。
今回はUSDコインついてご説明します。
USDコインの歴史・現状・今後について簡潔に説明しておりますので、サクッと内容を理解したい方にオススメです。
もくじ

  • 1 USDコインとは
  • 2 USDコインの歴史
  • 3 USDコインの現状
  • 4 USDコインの今後
  • 5 USDコインの特徴
  • 6 USDコインのメリット
  • 7 USDコインのデメリット

USDコインとは?

サークル社が発行している米ドルに連動したステーブルコインです。

価格が米ドルと連動した法定通貨のように価格が安定するように作られています。「1USDC=1ドル」となります。

USDコインが米ドルの価格と連動するのは、サークル社が米ドルと等価の裏付け資産を保有しているためになります。

使用用途としては、海外取引所でビットコインやアルトコインの取引を行うための交換手段(基軸通貨)としての役割やDeFi、決済、国際送金などに使われています。

USDコインの歴史

2018年9月にCircle社と暗号資産取引所のCoinbaseが共同設立したCentreコンソーシアムがUSDCの発行を開始しました。

当時既にテザーがステーブルコイン市場を独占していましたが裏付け資産の不透明さがありましたので、USDコインは裏付け資産の報告書や外部監査機関の調査レポートを公開するなど透明性を重視して信頼できるステーブルコインとしてテザーと差別化を図っていました。

2020年

2020年はコロナの影響で東京オリンピック開催延期や、株などの金融資産暴落などリーマンショック以来の世界経済が悪化しましたが、その他の金融資産より暗号資産(仮想通貨)が影響を受けなかった中で、特にその他暗号資産(仮想通貨)より価格が安定しているステーブルコインの売買が増え時価総額が増加し、価値が見直しされUSDコインが時価総額ランキング上位に入りました。

またDeFi(分散型金融)ブームの影響でUSDコインの需要が増加しました。

2021年

2021年は3月に大手決済企業のVisaがUSDコインを決済手段として導入しました。

ステーブルコイン市場が拡大しUSDCの発行量が大幅に増加しました。時価総額ランキング6位に入りました。

USDコインの現状

USDコインはステーブルコイン市場でシェアを拡大しておりテザーの次に有名なステーブルコインとなっています。

テザーと比較して裏付け資産の報告書を毎月公開しており、透明性と信頼性が高く評価されテザーと差別化を図り市場を拡大しています。

世界各国でステーブルコインの規制が徐々に進み特にアメリカやEUの規制がUSDコインにとっても重要になります。

USDコインは各国の規制に積極的に対応する方針で進めています。

EUのMiCA法には規制条件に対応した初のステーブルコインとなりEUで市場を拡大しています。

アメリカのGENIUS法にも規制条件に対応する形で運営しており、まだ承認が得られていないですが協力的に進めていますので、その点もテザーと差別化した対応でUSDコインの市場を拡大している要因となっています。

またサークル社は本社をアメリカのボストンからニューヨークに移転することを発表しています。

こちらの移転はIPOを準備しているためで、金融企業や規制当局と連携を強化して関係構築を図っています。

サークル社と共同経営していたCoinbaseが運営から離脱して新体制となりましたので、意思決定が速くなり新しい取り組みや社外との連携が加速してUSDコインの活用幅が拡大し市場価値が高くなっています。

2022年

2022年は急成長していたステーブルコインのテラUSDが暴落したことによりステーブルコイン全体の課題が可視化され規制当局の取り組みが加速しました。

USDコインも一時的に価格が下落していましたがすぐに回復しました。

2023年

2023年はアメリカ大手銀行のシリコンバレー銀行が経営破綻したことにより米ドルと連携していた主要のステーブルコインの価格が減少しステーブルコイン全体に不安が走り市場が低迷しました。

USDコインはシリコンバレー銀行に資産を一部預けていたため投資家に不安が広がり価格が一時的に下落しました。

しかし数日後、保険会社から全額保証となり価格が回復しています。

8月にはサークル社と共同経営していたCoinbaseが運営から離脱してCentreコンソーシアムは解散となりサークル社単体での体制になりました。

2024年

2024年は2月に国内でのUSDコインの普及に向けて取引所の金チェックと提携しました。

12月には海外取引所のBinanceと戦力的提携をしました。

アメリカでステーブルコインの規制法案のGENIUS法の提出やEUの規則法案のMiCA法が執行されステーブルコインの法整備が進みUSDコインの各種規制の対応が進められました。

USDコインはMiCA法やカナダの規制に対応した初のステーブルコインとなりました。

USDコインの今後

USDコインはステーブルコインとしての価値を高めており利用拡大が期待されています。

ステーブルコイン市場はテザーが圧倒的にシェアを獲得しておりUSDコインが2番手として追いかけている立ち位置になりますが、テザーの課題点の裏付け資産の透明性や各国の規制に積極的に対応するなど差別化を図り市場を拡大してきたことで、テザーと比較して長期的な視野で見たときにUSDコインの方が有利な状況になっていると思います。

またサークル社も新体制となり金融機関や社外との連携、IPOなど新しい取り組みが加速していますので、USDコインのステーブルコイン市場での影響力がより高くなると思います。

ただテザーの規制への対応や規制環境の変化によってUSDコインの市場の状況も変わってくると思いますので、引き続きテザーと差別化した対応を行い社外と連携を強めることで市場が拡大していくと思います。

USDコインの特徴

アイコン

通貨単位

USDC

発行上限量

なし

半減期

なし

コンセンサスアルゴリズム

なし

チェーン名

独自のチェーンではなく複数のチェーンを利用しています

公式サイト

USD Coin

USDコインのメリット

価格が安定している

価格を安定させるために裏付け資産を担保しており「1USDC=1ドル」となっています。

他の暗号資産(仮想通貨)と比較してボラティリティが安定しており、全体で価格が下落しても他の暗号資産(仮想通貨)より比較的影響を受けにくいです。

裏付け資産の透明性と信頼性が高い

サークル社は毎月裏付け資産の報告書や外部監査機関の調査レポートを公開していますので、透明性や信頼性が高く企業として安心できます。

取引所での基軸通貨やDeFiで活用できる

取引所でビットコインやイーサリアムなど暗号資産の売買する際の交換ペアとして活用できたり、DeFiのレンディングやステーキング、ファーミングで活用できます。

USDコインのデメリット

中央管理者が存在している

USDコインはサークル社が中央管理者として存在していますので、サークル社に有利な不正操作ができる状況や万が一サークル社が倒産した場合、USDコインや各国と進めている様々なプロジェクトが消滅する可能性があります。

規制強化のリスク

世界各国でステーブルコインの規制強化が進んでおりますのでUSDコインが影響を受けるリスクがあります。

USDコインは規制条件に積極的に対応していますので、規制内容の変更や強化によって制限を受ける可能性があります。

M
USDコインはステーブルコインの中で2番目に人気がありシェアを拡大しています。テザーの課題とされている点をUSDコインはしっかり対応していることで差別化を図りユーザーの信頼を得ています。世界各国で様々なステーブルコインの誕生や法整備も進んでいますのでステーブルコイン市場も激化しています。テザーの対応次第では状況が変わりUSDコインがシェア1位になる可能性も十分にあると思います。