
- 1 トラストウォレットとは
- 2 トラストウォレットの現状
- 3 トラストウォレットの今後
- 4 トラストウォレットの特徴
- 5 トラストウォレットのメリット
- 6 トラストウォレットのデメリット
Trust Walletとは?

Trust Wallet(トラストウォレット)は、世界最大級の暗号資産取引所バイナンスグループが運営している暗号資産(仮想通貨)やNFT(非代替性トークン)、ステーブルコインを自分で保管・管理できる暗号資産ウォレットです。
パソコンのブラウザやスマホアプリどちらにも対応していますので、誰でも気軽に利用することができます。
主要のブロックチェーンのイーサリアムを始めとして、ポリゴンやBNBチェーン、アービトラム、オプティミズムなど様々なブロックチェーンに対応しています。
ウォレットとして暗号資産の送受信だけではなく、DeFi(分散型金融)やNFT、ブロックチェーンゲーム、GameFiなどのログインも簡単に行えます。
銀行や暗号資産取引所のように企業に資産を預けるのではなく、自分のデバイスに直接ウォレットを作成して、秘密鍵を使って自分自身で管理します。
Trust Walletの歴史
2019年以下
Trust Wallet(トラストウォレット)は、2017年にウクライナ出身の開発者ヴィクトル・ラドチェンコ氏によって開発されました。
当初はイーサリアムのERC-20トークンを安全に保管するためのシンプルなスマートフォン向けウォレットとして誕生しました。
2018年には大きな転機が訪れます。世界最大級の暗号資産取引所であるバイナンスがTrust Walletを買収しました。
これはバイナンスにとって初めての企業買収であり、Trust Walletの知名度が世界的に高まるきっかけとなりました。
2019年になると、イーサリアムだけではなくビットコインやBNBチェーン関連の資産にも対応を拡大し、暗号資産をまとめて管理できるマルチチェーンウォレットとして成長を始めました。
2020年
2020年はDeFi(分散型金融)が急速に普及した「DeFiブーム」の年でした。
多くのユーザーがユニスワップなどの分散型取引所を利用し始め、ウォレットの重要性が大きく高まりました。
Trust Wallet(トラストウォレット)もこの流れに合わせてDApps(分散型アプリ)ブラウザ機能を強化し、ユーザーがウォレットから直接DeFiサービスへアクセスできる環境を整えました。
また、対応するブロックチェーンやトークン数も大幅に増加し、「資産を保管するだけのアプリ」から「Web3サービスを利用するための入口」へと進化を始めた時期でもあります。
2021年
2021年はNFT市場が世界的に大きく成長した年です。
NFTアートやブロックチェーンゲームが注目を集め、多くのユーザーが暗号資産ウォレットを利用するようになりました。
Trust Wallet(トラストウォレット)もNFTの保管・表示機能を強化し、イーサリアムやBNBチェーン上のNFTを簡単に管理できるようになりました。
また、ソラナやポリゴンなど新しいブロックチェーンへの対応も進み、利用シーンがさらに拡大しました。
この頃から、MetaMaskと並ぶ代表的なWeb3ウォレットとして認知されるようになりました。
2022年
2022年は暗号資産市場にとって厳しい一年でした。
世界的な価格下落や大手企業の破綻によって、多くの投資家が資産管理の重要性を再認識しました。
その中で注目されたのが「セルフカストディ(自己管理)」という考え方です。
取引所に資産を預けるのではなく、自分自身で管理するウォレットへの需要が高まり、Trust Wallet(トラストウォレット)の利用者も増加しました。
また、この年には創業者のヴィクトル・ラドチェンコ氏がCEOを退任し、新たにエオウィン・チェン氏がCEOへ就任しました。新体制のもとでグローバル展開がさらに加速しました。
2023年
2023年はWeb3市場が再び活気を取り戻した年でした。
特にアービトラムやオプティミズムなどのレイヤー2ネットワークが普及し、多くのユーザーが低コストでブロックチェーンを利用できるようになりました。
Trust Wallet(トラストウォレット)もこれらの新しいネットワークへ積極的に対応し、DeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)、ブロックチェーンゲームなどをより快適に利用できる環境を提供しました。
また、ブラウザ拡張機能の利用者も増え、スマートフォンだけでなくPCでも使いやすいウォレットとして評価されるようになりました。
2024年
2024年はビットコイン現物ETFの承認や暗号資産市場の回復によって、新規ユーザーが大きく増加した年となりました。
それに合わせてTrust Wallet(トラストウォレット)の利用者数も拡大し、NFT(非代替性トークン)、ステーキング、トークンスワップなどの機能がさらに充実しました。
対応するブロックチェーン数も増え、1つのウォレットでさまざまな資産を管理できる利便性が高く評価されました。
また、セキュリティ教育や詐欺対策にも力を入れ、初心者でも安心して利用できる環境作りが進められました。
2025年
2025年は単なる暗号資産ウォレットではなく「Web3プラットフォーム」としての存在感を強めています。
DeFi(分散型金融)、NFT(非代替性トークン)、ステーキング、DApps(分散型アプリケーション)接続などを1つのアプリで利用できるほか、AI技術を活用した新機能の開発も進められています。
また、世界の利用者数は2億人を超え、世界最大級のセルフカストディウォレットへと成長しました。
一方で、ブラウザ拡張機能を狙った攻撃などセキュリティ面の課題も存在しており、安全対策の強化が継続して行われました。
Trust Walletの現状
Trust Wallet(トラストウォレット)は、世界で2億人以上のユーザーが利用する世界最大級の暗号資産ウォレットへと成長しています。
スマートフォンアプリだけでなく、ChromeやBraveなどのブラウザ拡張機能にも対応しており、さまざまな環境で利用できる点が評価されています。
近年は、DeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)市場の拡大によって、単なる「資産を保管する財布」から「Web3への入り口」としての役割が強くなっています。
ユーザーはTrust Walletを利用することで、DEX(分散型取引所)での取引やNFTの売買、ブロックチェーンゲームへの参加などを簡単に行えるようになっています。
一方で、セルフカストディ型ウォレット特有のリスクも存在します。
シークレットフレーズを紛失した場合、運営会社でも復旧できません。
また、フィッシング詐欺や偽サイトへの接続による被害も発生しているため、利用者自身がセキュリティ意識を持つことが重要です。
2025年にはブラウザ拡張機能に関連したセキュリティ問題も報告され、ウォレット利用時の安全対策の重要性が改めて認識されました。
それでも、資産を自分で管理したいユーザーやWeb3サービスを積極的に利用したいユーザーからの支持は非常に高く、現在も利用者数を伸ばし続けています。
Trust Walletの今後
Trust Wallet(トラストウォレット)の今後は、「暗号資産ウォレット」から「Web3の総合プラットフォーム」へと進化していくと考えられています。
すでに暗号資産の保管だけでなく、NFT(非代替性トークン)の管理、DeFi(分散型金融)の利用、ステーキング、トークンスワップなど多くの機能を提供しており、今後も対応サービスは増えていくでしょう。
特に注目されているのが、AI技術との連携です。
2025年にはAIエージェントが自動で取引や資産運用を支援するための機能開発も進められており、将来的には初心者でも簡単に高度な資産管理ができるようになる可能性があります。
また、世界中でWeb3サービスやブロックチェーンゲーム、NFT市場が拡大していることも追い風となっています。
これらのサービスを利用するためにはウォレットが必要になるケースが多く、Trust Walletの重要性は今後さらに高まると考えられます。
一方で、暗号資産業界ではセキュリティ対策や規制対応も重要なテーマとなっています。
Trust Walletも詐欺対策や危険なdAppsの検知機能を強化しており、安全性の向上に継続して取り組んでいます。
今後、Web3が一般社会へ普及していく中で、Trust Walletは「誰でも簡単にブロックチェーンを利用できる入口」として、さらに存在感を高めていく可能性が高いでしょう。
Trust Walletの特徴
対応している主なブロックチェーン
- イーサリアム(Ethereum)
- BNBチェーン(BNB Chain)
- ポリゴン(Polygon)
- アービトラム(Arbitrum)
- オプティミズム(Optimism)
- ベース(Base)
- アバランチ(Avalanche)
- ソラナ(Solana)
- トロン(TRON)
- ビットコイン(Bitcoin)
対応デバイス
- ブラウザ:◯
- アプリ:◯
公式サイト
Trust Walletのメリット
自分で資産を管理できます
Trust Wallet(トレストウォレット)は、自分自身で暗号資産を管理できることができます。
暗号資産取引所に資産を預ける場合は、取引所が資産を管理します。
一方でTrust Walletでは、自分だけが秘密鍵やシークレットリカバリーフレーズを管理するため、第三者に依存せず資産を保有できます。
Web3サービス(DeFi・NFT・DApps)に接続できます
Trust Wallet(トレストウォレット)は、Web3サービスのDeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)、DApps(分散型アプリケーション)、ブロックチェーンゲームなどに対応しています。
ウォレットを接続するだけでサービスを利用できるため、初心者でも簡単にWeb3の世界へ参加できます。
様々のブロックチェーンに対応しています
Trust Wallet(トレストウォレット)はイーサリアムだけでなく、ポリゴンやBNBチェーン、アービトラム、オプティミズム、ベースなど多くのブロックチェーンに対応しています。
そのため、一つのウォレットだけで複数のネットワークを利用でき、管理の手間を減らすことができます。
Trust Walletのデメリット
パスワードを紛失すると資産を取り戻させない
Trust Wallet(トレストウォレット)は、シークレットリカバリーフレーズ(復元パスワード)を紛失すると、ウォレット内の資産を取り戻せない可能性があります。
暗号資産取引所であれば、パスワードを忘れても本人確認を行うことで再設定できる場合があります。
しかし、Trust Walletは自分自身で資産を管理する仕組みのため、運営会社が復元を手伝ってくれることはありません。
そのため、復元フレーズは紙に書いて安全な場所に保管することが重要です。
フィッシング詐欺やハッキング被害のリスクがあります
Trust Wallet(トレストウォレット)は世界中で利用されているため、悪意のある第三者によるフィッシング詐欺やハッキング被害のリスクがあります。
偽のWebサイトのアクセスウォレット管理には注意が必要です。
ガス代(手数料)が高くなることがあります
Trust Wallet(トレストウォレット)自体の利用は無料ですが、暗号資産の送金やスワップを行う際にはガス代(手数料)が発生します。
特にイーサリアムネットワークが混雑している場合は、ガス代が数千円以上になることもあります。

こちらのサイトでは暗号資産・Web3・メタバース・生成AIに関連することを紹介しています。
今回はトラストウォレットについてご説明します。
トラストウォレットの歴史・現状・今後について簡潔に説明しておりますので、サクッと内容を理解したい方にオススメです。