ステーブルコイン

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どうも管理人のMです。
こちらのサイトでは暗号資産(仮想通貨)に関連することを紹介しています。
今回はステーブルコインについてご説明します。
ステーブルコインについて簡潔に説明しておりますので、サクッと内容を理解したい方にオススメです。
もくじ
  • 1 ステーブルコインの概要
  • 2 ステーブルコインの特徴
  • 3 ステーブルコインのメリット
  • 4 ステーブルコインのデメリット

ステーブルコインの概要

ステーブルコインとは?

価格を安定させた暗号資産(仮想通貨)です。

ステーブル(stable)は「安定」という意味で、価格を安定させるために法定通貨など価格の裏付けとなる資産を担保にしております。ペッグ通貨とも言われております。

法定通貨のようにボラティリティが安定かつ暗号資産として機能しているので、法定通貨と暗号資産の両方の良さを備えた存在です。

ステーブルコインの歴史

2014年にTether Limited社が米ドルと連動したテザー(Tether)を発行し世界初のステーブルコインが誕生しました。

テザーは現在時価総額3位となっており一番有名なステーブルコインです。

2017年にイーサリアムのブロックチェーンを活用したMakerDAOプロジェクトが米ドルと連動したダイ(DAI)を発行。

2018年に現在時価総額4位、米国の取引所で国内展開もしているコインベースと米国のCircleが共同で米ドルと連動したUSDコインを発行。

2019年に現在時価総額6位、海外の大手取引所のバイナンスが米ドルと連動したバイナンスUSDの発行しております。

当時国内ではステーブルコインを扱っている取引所はなかったので、国内では認知度が低く主に海外で話題の暗号資産(仮想通貨)で、海外で様々なステーブルコインが誕生しました。

また連動する資産も法定通貨以外にも暗号資産(仮想通貨)や無担保などステーブルコインの種類も増えました。

同年6月にSNSソーシャルメディアのFacebook(現:Meta)がステーブルコイン「リブラ」の開発発表し、VISAやマスターカード、PayPalなど大手企業がプロジェクトに参加していることもあり、暗号資産(仮想通貨)に興味ない方にも話題になり国内でも注目されました。

しかし各国の規制当局や銀行からの指摘、マネーロンダリングなどが問題視されてローンチが延期となり、2020年にはネガティブなイメージを払拭する目的も込めて名所が「ディエム」と変更されました。

同年コロナの影響で東京オリンピック開催延期や、株などの金融資産暴落などリーマンショック以来の世界経済が悪化しましたが、その他の金融資産より暗号資産(仮想通貨)が影響を受けなかった中で、特にその他暗号資産(仮想通貨)より価格が一定しているステーブルコインの売買が増え時価総額が増加し、価値が見直されてテザーの時価総額ランキングが一気に上昇して3位まで上がりました。

国内では2020年にGMOインターネット株式会社が日本円と連動したステーブルコイン「GYEN」の開発実験を開始して初めは海外で展開予定として発表しました。

ステーブルコインの現状

現状時価総額ランキングTOP10にステーブルコインが3つもランクインしており、ビットコイン、イーサリアム、リップルとそれぞれ存在感を発揮している暗号資産の次にステーブルコインの期待度が高い状況です。

ランキング入りしているステーブルコインはどれも米ドルと連動しており、裏付けとする資産の種類は増えておりますが、基本的には米ドルとの連動が主流にはなります。

ステーブルコインも全てが順調に進んでいるわけではなく、一番有名なテザーは価格と裏付けとなる資産が1対1の比率になるよう資産を保有していると主張しておりますが、実際は裏付けとなる資産を100%は保有していないのではと疑問視されており、報告書でも全ての資産は開示されておらず、米司法局と裁判を起こし和解金を支払うことで解決しております。

話題になったFacebook(現:Meta)のディエムは結局各種問題を解決できずプロジェクト撤退となりましたが、現在メターバース分野に注力しておりメターバース内で活用できるデジタル通貨を検討しているようです。

2022年には韓国企業Terraformが発行しているアルゴリズム型のテラUSDが急成長していたのですが、担保としていたLUNAトークンの大量売却に連動してテラUSDも下落して歴史的暴落が起きました。

この件により改めてステーブルコインの課題が可視化され規制当局の取り組みが加速しました。

とはいえビットコインやアルトコインと異なりボラティリティの安定は通貨として可能性を秘めており、ステーブルコインの期待値は下がっておらず国内でもステーブルコインの利用開始に向けて進んでおります。

以前は海外取引所のみしかステーブルコインは取り扱いがなかったのであまり馴染みがないものでしたが、2022年には国内取引所のGMOコインやCoinBestがステーブルコインのダイ(DAI)の取り扱いを開始しました。

まだステーブルコインは法整備がされていない状態なので、今後国内でも法整備がされて日本円を担保にしたステーブルコインやサービスが誕生することで、ステーブルコインの実用化に繋がる可能性は高くなると思います。

ステーブルコインの特徴

ステーブルコインの種類

法定通貨担保型

日本円やドルなど法定通貨を裏付け資産として担保にしているステーブルコインです。

法定通貨と価格を連動することで大幅な価格変動をなくしてボラティリティを安定させます。

基本的にはステーブルコインと法定通貨の対比が1対1で、発行元がステーブルコインと発行枚数と同じ量の法定通貨を保有することでステーブルコインの信用を担保しております。

代表的なステーブルコイン:テザー/USDコイン/バイナンスUSD

暗号資産担保型

暗号資産(仮想通貨)の価値を裏付け資産として担保にしているステーブルコインです。

数ある暗号資産(仮想通貨)の中で、時価総額が高く比較的安定している暗号資産と連動することで大幅な価格変動をなくしてボラティリティを安定させます。主にイーサリアムを担保にしていることが多いです。

代表的なステーブルコイン:ダイ

アルゴリズム型(無担保型)

裏付け資産がなくアルゴリズムで価値を担保しているステーブルコインです。

裏付け資産を保有せず通貨の需給バランスをアルゴリズムで調整することで、法定通貨同様な値動きを目指して大幅な価格変動をなくしてボラティリティを安定させます。

ステーブルコインの追加発行や市場からの購入などで価格調整を行います。

代表的なステーブルコイン:フレックス/テラUSD

ステーブルコインのメリット

他の暗号資産と比較してボラティリティが安定している

価格を安定させるために裏付け資産を担保にしておりますので、他の暗号資産(仮想通貨)と比較してボラティリティが安定しており、全体で価格が下落しても他の暗号資産(仮想通貨)より比較的影響を受けにくいです。

暗号資産の機能を備えている法定通貨として利用ができる

法定通貨担保型であれば基本的に価格が一定のため、法定通貨同様に通貨として利用することができます。

また暗号資産なので個人送金や海外送金などスピーディーに24時間365日自由に活用できます。

ステーブルコインのデメリット

ボラティリティが安定しているので投資対象としては期待できない

ボラティリティが安定しているのがメリットな面もありますが、投資対象としては価格変動が起きにくく、価格が急激に上がることもないので、投資対象としては他の暗号資産(仮想通貨)と比較して期待できないです。

裏付け資産の価値が下がると連動して価格が暴落する恐れがある

裏付けしている資産の価値と連動していることでステーブルコインの価格も安定しているのですが、裏付け資産の価値が何らかの要因で急激に下がることがあれば、連動してステーブルコインの価格も暴落する恐れはあります。

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ステーブルコインは海外取引所でしか上場しておらず国内ではその他の暗号資産と比較してあまり馴染みがないものでしたが、いよいよ国内取引所でも上場し始め法整備も検討されておりますので、今後日本円と連動したステーブルコインや関連サービスが誕生することで、ステーブルコインが通貨としての用途の可能性が高くなると思われます。