
- 1 ビルドアンドビルドとは
- 2 ビルドアンドビルドの歴史
- 3 ビルドアンドビルドの現状
- 4 ビルドアンドビルドの今後
- 5 ビルドアンドビルドの特徴
- 6 ビルドアンドビルドのメリット
- 7 ビルドアンドビルドのデメリット
ビルドアンドビルドとは
世界最大級の暗号資産取引所のバイナンスが発行している暗号資産(仮想通貨)です。
以前はバイナンスコインと呼ばれていましたがビルドアンドビルドに名所変更しました。
当初は保有者に対して取引所の取引手数料割引や各種優待のトークンとして機能していましたが、その役割を超えて独自ブロックチェーン「BNBチェーン」の基軸通貨として機能しています。
ビルドアンドビルドの歴史
2017年に暗号資産取引所のバイナンスが設立されICOが実施されバイナンスコインが発行されました。
当初はイーサリアムのERC-20トークンとして利用されていましたが、2019年に「バイナンスチェーン(現:BNBチェーン)」がローンチされ移行しました。同年価格が3,700円に高騰しました。
2020年
2020年は「バイナンススマートチェーン(現:BNBスマートチェーン/BSC)」がローンチしました。
BNBスマートチェーンはイーサリアムと互換性を持ちスマートコントラクトやDAppsを実行可能になりますので、DeFiやNFT、GameFiなどに利用できるようになります。
ローンチプール(Launchpool)というトークンをステーキングして収益を得ることができるプラットフォームを開始して価格も2,000円台まで落ちていましたが3,600円に回復しました。
2021年
2021年はDeFiブームの影響でプロジェクトが増加して価格が2月には3万円台まで12月には7万円台に到達してギネス更新となりました。
ビルドアンドビルドの現状
ビルドアンドビルドは世界最大級の取引所バイナンスが発行している暗号資産として人気を誇り、取引所手数料の割引やDeFi、NFT、ステーキング、決済手段として活用されています。
バイナンスは世界最大の暗号資産取引所で世界各国にサービスを展開しており取引所を利用する上でビルドアンドビルドは重要な役割を果たしています。
さらに単なる取引所の手数料割引の役割機能を超えてDeFiやNFTなど様々な分野で活用されており、名所もバイナンスコインからビルドアンドビルドに変更しチェーン名もBNBチェーンに変更しています。
世界中で利用者が増加しており国内でも取引所バイナンスのサービスが開始していますので以前より気軽に購入できる状態になっています。
またSECに起訴されたことにより社内の問題が可視化されましたので、問題を解決するために新体制となり和解に向けてSECと協議を進めています。
これによりユーザーの信頼を回復してバイナンスも市場価値も維持しています。
ビルドアンドビルドは定期的にトークンバーン(焼却)をして希少性を高くする戦略を採用しており機能面向上も計画されていますので、暗号資産(仮想通貨)市場の拡大に合わせてビルドアンドビルドの活用幅も拡大し市場価値が高くなっています。
2022年
2022年は2月にバイナンスコインからビルドアンドビルドに名所を変更しました。
バインナスチェーンとバイナンススマートチェーンを統合してBNBチェーンにリブランドしました。
11月に大手暗号資産取引所のFTXが経営破綻しました。
当初はバイナンスがFTXの買収を検討していましたが、様々な問題が発覚し買収リスクが高く買収撤回をしました。
FTXの経営破綻の影響もありビルドアンドビルドの価格が4万円台まで暴落しました。
2023年
2023年は6月にSEC(米証券取引委員会)が未登録の証券取引所として運営していたとしてバイナンスとCEOのシャンポン・ジャオ氏を提訴しました。
その後罰金を払うことで和解してシャンポン・ジャオ氏は退任し後任にリチャード・テン氏が就任し新体制となりました。
8月には日本法人バイナンスジャパンが国内取引所「バイナンス(BINACE)」のサービス開始しました。
2024年
2024年はDeFiやNFT市場の拡大によりBNBの需要が増加し3月に9万円台、6月に10万円台に到達しギネスを更新しました。
その後少し価格が落ちていましたが11月には暗号資産(仮想通貨)支持派のトランプ氏がアメリカ大統領に勝利したことで暗号資産(仮想通貨)市場に追い風となる期待値もあり価格が10万円台、12月には11万円台に到達しギネス更新となりました。
ビルドアンドビルドの今後
ビルドアンドビルドはバイナンスやDeFi・NFTの市場拡大に合わせて利用拡大が期待されます。
バイナンスは現状世界各国に取引所のサービスを展開していますが今後もグローバルな展開を目指し取引所サービスの拡大を進めています。
BNBチェーンのDeFiやNFTなどWeb3.0プロジェクトの増加やメタバースで利用されビルドアンドビルドの役割が拡大すると思います。
その上でSECの起訴や各国の規制の対応が重要になります。
各国でサービス展開を進めているので各国の規制対応やまだ解決していない問題がありますので、適切な対応を行いバイナンスのユーザーの信頼を失わないことが求められます。
ビルドアンドビルドは世界最大級の取引所が発行している暗号資産(仮想通貨)として今後も認知が拡大していく中で、1つのアルトコインとしても存在感を発揮していくと思います。
ビルドアンドビルドの特徴
アイコン

通貨単位
BNB
発行上限量
2億枚
半減期
なし
コンセスアルゴリズム
PoA(プルーフ・オブ・オーソリティ)
チェーン名
BNB Chain
BNB Beacon Chain
BNB Smart Chain
公式サイト
ビルドアンドビルドのメリット
取引手数料が割引されます
バイナンスでビルドアンドビルドを購入して取引手数料を支払うことで、暗号資産(仮想通貨)の取引手数料が割引されます。最大25%の割引が適用されます。
分散型アプリケーションの開発・DeFi・NFTに利用できます
ビルドアンドビルドは分散型アプリケーション(DApps)の構築・開発環境を提供しています。
またDeFi(分散型金融)・NFT(非代替性トークン)に利用できます。
定期的にバーン(焼却)して希少価値を高めています
ビルドアンドビルドは四半期ごとにバーン(焼却)して暗号資産の供給量を減らすことで、希少価値を高めています。
この仕組みを採用することで長期的な価格維持に繋げています。
ビルドアンドビルドのデメリット
中央管理者が存在している
ビルドアンドビルドはバイナンス社が中央管理者として存在していますので、バイナンス社に有利な不正操作ができる状況や万が一バイナンス社が倒産した場合、ビルドアンドビルドや各国と進めている様々なプロジェクトが消滅する可能性があります。
規制のリスク
バイナンスは世界各国でSECなど規制当局から指摘や起訴を受けており現在対応を進めていますので、対応状況が悪化した際に規制のリスクを受けて市場価値が下がる可能性があります。
一部の国で取り扱いの制限があります
一部の国ではまだビルドアンドビルドが国内取引所で取り扱いがなく、海外取引所で購入するなど購入や利用する際に制限を受ける場合があります。

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今回はビルドアンドビルドついてご説明します。
ビルドアンドビルドの歴史・現状・今後について簡潔に説明しておりますので、サクッと内容を理解したい方にオススメです。