- 1 ビットコインの概要
- 2 ビットコインの特徴
- 3 ビットコインのメリット
- 4 ビットコインのデメリット
ビットコインの概要
ビットコインとは?
世界で最初に誕生した暗号資産(仮想通貨)です。
数ある暗号資産(仮想通貨)の中で、世界で一番有名な暗号資産(仮想通貨)がビットコインになります。
時価総額ランキングは堂々の1位となっており、現状世界から一番信用されている暗号資産(仮想通貨)です。
ビットコインは発行量が2,100万枚と上限が決まっており、4年に1回半減期を迎えそのタイミングで発行量が半減される仕組みになっていますので、年々希少価値は上がる傾向にあります。
ビットコインの新規発行はマイニングという承認作業によって行われます。
マイニングをしている方をマイナーと呼び、一番最初に承認レースの作業が完了したマイナーに報酬としてビットコインがプレゼントされます。
ビットコインを支えている仕組みをブロックチェーンと呼びます。
このブロックチェーンの技術によって、世界中のみんなで管理することにより改ざんなど不正ができない仕様になっているので、特定の国などの管理者がいなくても成り立つようになっています。
ビットコインの歴史
2008年に「サトシ・ナカモト」と名のる人物が発表した論文「ビットコイン:P2P電子マネーシステム」がプログラマーやエンジニアを魅了して世界中に広がりました。
ビットコインが初めて取引されたのは、2010年5月22日です。
アメリカのフロリダ州在住のプログラマーが「ビットコインでピザを買いたい」とフォームに投稿して、それに応じたピザ屋がピザ2枚1万BTCで取引をしています。
この初取引を記念してビットコインのホルダーからは、5月22日は「ビットコイン・ピザ・デー」と呼ばれパーティーなどを開く記念日となっています。
2012年に1回目の半減期を迎え、国内では2013年ごろから徐々に話題になり、2016年に2回目の半減期を迎え2017年は暗号資産(仮想通貨)ブームとなり12月にはビットコインが過去最高額の200万越えをして盛り上がりました。
しかし2018年は外部のハッキングにより取引所の暗号資産(仮想通貨)の流出、取引所数社が金融庁に業務改善命令・停止命令などの行政処分を受けユーザーの暗号資産(仮想通貨)の印象が悪くなり価格が暴落して30万台になりましたが、2019年には以前から噂されていた大手企業が取引所参入したことにより、暗号資産(仮想通貨)へのユーザーの信頼度が増加して、落ち込んでいた暗号資産(仮想通貨)のイメージが徐々に回復してビットコインの価格も140万まで上がりました。
2020年はコロナの影響で東京オリンピック開催延期や、株などの金融資産暴落などリーマンショック以来の世界経済が悪化しましたが、その他の金融資産より暗号資産(仮想通貨)の価格回復が早かったことにより、暗号資産(仮想通貨)の価値が見直しされ新規ユーザーが増加し、5月には3回目の半減期を迎えました。
価格も100万円台で安定しておりましたが、後半から徐々に価格が高騰して年末には350万に到達してギネス更新となり暗号資産(仮想通貨)ブーム再来となりました。
ビットコインの現状
ビットコインは元々新しいデジタル通貨として誕生しましたが、現状通貨というよりは新しい金融資産「デジタルゴールド」という役割になっていると思います。
ビットコインは発行数に上限があるので、金のように希少価値が高くなる要素を持っており、4年に1度の半減期のタイミングで価格が高騰しています。
2021年に入っても価格はさらに伸び1月400万台、2月500万台、11月には700万台に到達しさらにギネス更新となりました。
現状も上げ下げを繰り返しながらも高い金額を維持している状況なので、以前と比べ資産価値は確実に高くなっています。
昨年のコロナショック後、暗号資産(仮想通貨)の価値が見直しされたことにより、資産管理のリスクヘッジや新たな投資先として暗号資産(仮想通貨)が選ばれ新規ユーザーが増加しておりその代表格がビットコインになります。
昨年国内でもビットコインを担保にして融資が受けられるローンサービスなども出てきており、ビットコインの資産価値は着実に上がってきておりましたが、コロナショック後の世界経済の動きでより一層ビットコインの資産価値は上がっていると思います。
今後もこのようなビットコインを利用できるサービスが増えることにより投資目的以外の使い道が増えてくると思います。
またビットコインは今まで計3回の半減期を迎え、それに比例して価格も高騰しています。
次回の半減期は2024年を予定していますので、その頃にはさらに希少価値を高めている可能性がございます。
ただやはり当初の目的の通貨として扱うには価格変動の幅が大きいのがネックです。
昨年の暗号資産(仮想通貨 )ブームの影響でも、まだ上位数%しか所有していない状況だと思いますので、ホルダーが一定数の域に達するとボラティリティも安定し通貨として機能する可能性もありますが、その状況になるのはまだまだ先の話になると思います。
通貨から金融資産として価値を高めているビットコインですが、次の半減期までにどの用途として価値を高めているかとても楽しみです。
ビットコインの特徴
通貨単位/最小単位
BTC/0.00000001BTC
発行上限量
2,100万枚
半減期
4年に1回
コンセンサスアルゴリズム
PoW(プルーフ・オブ・ワーク)
公式サイト
ビットコインのメリット
個人間で自由に送金ができる
ビットコインは個人間で送金の取引が可能です。法定通貨は銀行が間に入るので営業時間に縛りがありますが、ビットコインは24時間365日自由に取引ができます。
手数料が安いので海外送金が便利
海外送金をする際、法定通貨の場合は手数料と着金までに日数が掛かりますが、ビットコインは個人間で完結しますので、少ない手数料でスピーディーな送金ができます。
金融資産としての価値が上がっている
現状通貨というよりは新しい金融資産「デジタルゴールド」として資産価値が高くなっています。
特に近年は大手企業や個人投資家が参入してユーザーのビットコインに対する信頼度も増してきているので、より参入している方が増加して資産価値も上がっています。
ビットコインのデメリット
通貨としては使いにくい
投資目的であれば価格変動が大きいことはマイナスではないのですが、通貨として決済で利用する際は、価格変動が大きいと日によって通貨の価格が異なりますので、ボラティリティが安定するまでは通貨として決済などには利用しにくい状況です。
また国内ではビットコインで決済ができる店舗がまだまだ少ないので、今後メジャーな店舗で使えるようになると利用する機会も増える可能性はあります。
資産が国によって保証されていない
国内の銀行であれば万が一預金している金融機関が破綻しても、保険によって1,000万までは返金が保証されているのですが、ビットコインは特定の管理者がいないので、返金される保証がございません。
取引所によっては何らかの補償はある可能性はありますが、基本的には返金される割合は低いと思います。
パスワード紛失のリスク
外部からのハッキング対策として取引所などでは、セキュリティ強化のため2段階認証導入などログインパスワードを専用のアプリで管理していることが多いので、スマホ紛失や誤ってパスワード管理アプリを削除してしまうと、再発行に手間や最悪アカウントにログインできなくなってしまうケースがございますので、十分管理には気をつけましょう。
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今回はビットコインについてご説明します。
ビットコインについて簡潔に説明しておりますので、サクッと内容を理解したい方にオススメです。